Q訪問看護はどのような方が受けれますか?
A.病気や障害をもち、ご自宅で療養生活されている方が対象となります。訪問看護を必要とする乳児から、お年寄りまで国籍・宗教・地域問わず、ご利用できます。
Q症状により、どの保険が利用出来るんですか?介護保険?医療保険?
A.医療保険対象の方は、要介護認定が取れなかった方、又は厚生労働大臣が定める疾病、癌末期や急性増悪期の方です。
厚生労働大臣が定める疾病とは
・末期の悪性腫瘍
・多発性硬化症
・重症筋無力症
・スモン
・筋萎縮性側索硬化症
・脊髄小脳変性症
・ハンチントン舞踏病
・進行性筋ジストロフィー症
・パーキンソン病関連疾患、
・多系統萎縮症
・プリオン病、
・亜急性硬化性全脳炎
・後天性免疫不全症候群
・頸髄損傷
・人工呼吸器を使用している方
介護保険対象の方は、介護保険の被保険者であり「要介護1~5」又は「要支援1~2」に該当した方がご利用できますので、担当のケアマネジャーにご相談ください。
Q買い物や、部屋の掃除はやって頂けますか?
A.家事の援助は、訪問看護師のサービス内容には含まれておりませんが、介護ヘルパーの仕事の中には含まれております。ご自宅の環境整備は訪問看護師の仕事の一部です。必要なら整理整頓できるよう介護ヘルパーと相談し対応します。
Q訪問看護では家族の同居が必要なんでしょうか?
A.ご家族の方との同居は訪問看護自体には関係ありません。一人暮らしされている療養者さんも多数おられます。訪問看護では、ご家族と同居されている方はご家族の介護負担を減らし、介護の効率化を上げるお手伝いをします。又、実践の中でご家族の方への介護指導も行っていきます。一人暮らしの方には24時間窓口でご相談を受つけておりますので、安心してご利用頂けます。
Q訪問看護はどんな人が来てくれるんですか?
A.病院の看護師や理学療法士と同じ資格を持つ専門職員が訪問看護にお伺いします。ご自宅の限られた環境の中で、訪問看護の効果を最大限に発揮させる為、実践に基づいた教育を行い、その中で療養者とご家族との信頼関係を築き上げていくことを社内教育の最大のテーマとして取り組んでいます。経験豊富な訪問看護師から新人訪問看護師まで個々のスキルに合わせた教育を行い、高い訪問看護スキルをもった訪問看護師をご家庭に提供出来ます。
Q訪問看護は何歳から受けれるんですか?
A.訪問看護に年齢制限はありません。訪問看護を必要とする乳児(0歳)から、お年寄りまで国籍・宗教・地域問わず、ご利用できます。
Q週に何回、訪問看護に来てくれるんですか?
A.利用回数は基本的に1週間に3日までですが、病状によってはこの限りではありません。利用時間は30分~1時間30分程度で、平均1時間になります。状況によっては毎日の訪問看護が可能な場合(※厚生省が認める疾病)がありあます。病状の急性憎悪時に特別訪問看護指示書の交付を受けると、1ヶ月に2回まで(1回14日間)28日間を限度として連続訪問が可能です。
Q自宅でもリハビリテーションが出来るんですか?
A.日常生活動作の状態を確認、機能の回復・自立した日常生活がおくれる様に、リハビリプランを作成します。
身体回復の回復理学療法?機能訓練(関節可動域・筋力トレーニングなど)
・動作訓練(寝返り・起き上がり・歩行・入浴動作・トイレ動作など)関節の運動
・屋外での移動練習
・痛みの緩和
・麻痺の改善
・その他生活の相談
Q深夜とか早朝、緊急時に看護して頂けるんですか?
A.訪問看護ステーションしろわでは、24時間窓口で経験豊富な訪問看護師が対応いたします。病院に行ったほうが良いか判断に迷った場合、遠慮せずにご相談してください。
Q感情の起伏が激しく、なんとかリラックスさせたいんですが?
A.ご自分の感情や問題点についてお話できるような状態の時は、案外、精神的に安定されています。最初はマッサージ等のスキンシップをはかりながら、訪問看護師と対話できる環境作りを行います。
Qかかりつけの医師が自宅より遠方で、緊急時に不安です。
A.主治医によっては、緊急時の対応が異なる場合があります。お世話になった遠方の医師をたてたいと思われるお気持ちもあると思います。近隣の医師を必要とされる場合、ご紹介させていただく事もできます。
Q訪問看護にこられる時、車で来るんですか?周りに駐車場がありません。
A.基本的に車で訪問します。
当ステーション近隣であれば自転車等で訪問致します。遠方であれば契約時に近隣の駐車場を確認して訪問前に駐車場の確保を行います。
Q医療機器が突然、動かなくなってしまいました。どうすれば、いいの?
A.医療機器が故障した場合、主治医に連絡し、当ステーションまたは担当ケアマネージャーにも連絡してください。落ち着いて医療機器の状態(電源ON/OFFランプなどの状態)・療養者の身体状態を伝えてください。状況によっては救急車の要請を指示する場合があります。
Q症状にあわせた医療器具は、どちらでそろえるのですか?
A.ケアマネージャーにご要望を含めご相談ください。介護保険では、福祉用具の貸与または購入費の支給というサービスがあります。福祉用具貸与とは、車いすや介護用の特殊ベッド、歩行器などをレンタルした場合にその費用を援助してくれるサービスです。また、入浴や排泄などに用いる福祉用具を購入した時は、費用が支給される制度があります。
Q通院したいのですが、病院まで送ってもらえないですか?
A.訪問看護師が運転しての送迎は出来ませんが、ご要望により介護タクシーのご利用も出来ます。また、地域により送迎のサービスを受けれる場合がありあます。
Q今の薬に変えてから体調がすぐれないのですが?
A.訪問看護師に身体の状態を伝えてください。又は、直接主治医に連絡していただいてもかまいません。主治医が療養者のご自宅に訪問し、診察で薬の調整(投薬量の調整・薬の変更など)を判断します。
Q訪問看護と訪問介護は、どうちがうの?
A.訪問看護とは、医学的知識(看護師など)をもった訪問看護師が、ご家庭での療養者さんにたいして医学的処置(お薬の管理・注射・バイタルチェック…など)を含めた生活援助・生活支援を行います。訪問介護とは、清拭等の身体介護・入浴介助・移動の補助・や掃除・洗濯・買い物・食事作成等の生活介護といった必要に応じた部分的生活支援を行います。ホームヘルパーがご自宅を訪問して、自立した日常生活を送れるように支援するサービスです。介護保険利用の場合は介護支援専門員が作成するケアプランに基づいて、食事介助、排泄、介助、入浴介助、衣類の着脱介助・身体の清拭・通院等の介助などの「身体介護」と、掃除・洗濯・買い物などの「生活援助」に区分されます。
Q訪問看護を中止したいのですが?
A.療養者のご入院・お亡くなりになられた場合、訪問看護サービスは自動的に中止になります。又、いつでもサービスの中止が出来ますので、訪問看護師かケアマネージャーにご相談ください。訪問看護サービス中止の手続きを行います。
Q主治医の往診は受けれますか?
A.往診にたいして主治医の対応が違う場合がありますので、往診が出来ない場合、当訪問看護ステーションでは、地域の医師と連携をはかっていますので、ご連絡ください。
Q主治医と意見交換をしたいのですが?
A.事前にお申し込みいただければ、主治医の往診時に意見交換の場をもうけることができます。又、毎月訪問看護師・主治医に対して療養者やご家族にご意見をお聞きしています。その情報を訪問看護プランに反映するシステムもとっております。